少し前に我が家にやってきたニューフェイスの家具。
ニューとはいっても、1880年代のアンティークなのでニューというのもおかしいかしら?
曲線のラインがとても美しいこちらのイスは、「バルーンチェアー」という素敵な呼び名が♪

4月に英国アンティークの家具屋さんで行われた外部レッスンでレクチャーをいただいたときに、はじめて知ったお名前の家具でした。
もともと家具のなかでもイスが大好きなので、インテリア雑誌やお店などでも、ついついチェックしてしまうのですが、そのレクチャーのときにもお話を伺う前から、「あら素敵、好みのラインのイスだわ〜」と思って見ていたのです。
そうしたところレクチャーの際に「イスの背もたれのところが開いているのは、ドレスを着た女性たちのスカートの膨らみや飾りのリボンなどがつぶれないように作られたバルーンチェアと言うものなのですよ」とのご説明があり、なるほど〜と納得。
そして、ちょうどアフタヌーンティーが流行していた1800年代後半に製作された・・・と知り、ますます魅力的に感じてしまったのです♪
と、そんなエピソードにもノックアウトされ、我が家にやってくることになったというわけです(笑)。
先月、我が家にて開催された「秘密のお茶会」の際にも生徒様にこのイスでティータイムを楽しんでいただき、大好評でした♪

そして、またまた新しいものを知った後に、今まで知っていた絵のなかから、新たな発見がありました。
こちらの絵は、「Afteanoon Tea」というタイトルのついた1870年に描かれたものなのですが、この絵のなかにバルーンチェアーに座っている女性が描かれているではないですか!!
確かに女性のドレスもふんわりと広がっていますよ〜。
この絵は、以前から見ていて、アフタヌーンティーの様子が描かれている〜というので、テーブルの上のお茶の道具や女性たちの着ているドレスに目がいき、その後、ジャポニスムの影響を感じられる家具が使われたお部屋だと気づき・・・と知識が増えて見るたびに発見のある絵でしたが、またさらにバルーンチェアーも・・・と嬉しくなりました。
(一番最初に目がいったのは、絵の左下で眠っているワンちゃんの姿ですけどね。我が家の愛犬と同じ犬種なのです。そして、この寝ている姿もそっくり・・・と反応)
絵の描かれた年代とバルーンチェアが流行していた年代もぴったりと合っているではないですか。
私は、まだポストカードでしかこの絵を持っていないのですが、いつかこちらの大きな絵を自宅に飾りたいな〜と野望を胸にしましたよ!!
バルーンチェアーにふさわしいドレスもなければだめかしら???な〜んて。
1枚の絵から、こうしていろいろな妄想が広がっていくのって面白いですね♪