紅茶を学んではじめて知った人物。ジェイムズ・テイラー。
スリランカ(当時はセイロン)での紅茶栽培のパイオニア。
彼がスリランカでの紅茶栽培を成功させたことにより、スリランカ=紅茶の国といわれるまでになったのですもの。

旅行中もいたるところでテイラー像に会いました

そのたびに私たちは、大興奮

ただ残念なことに紅茶関係者の間では知られていますが、一般のスリランカの方には馴染みの薄い方のようです・・・。
サロンでは、よしこ先生がテイラー大好きなのです。
残念ながら今回の旅行は参加できなかったので、よしこ先生の分まで、しっかりとテイラーに会ってきました

テイラーがキャンディ地方に最初に開拓した茶園ルーラコンデラ。
奥まったところにあり、道幅もせまいため大きな車では通れず、途中で小さめの車に乗り換えての再スタートでした。
ドライバーさんも、地元の方に交代して、クネクネ道を登っていきましたよ~。
よくも、こんな道を運転できるものだわ・・・と感心してしまいます!!


そして、テイラーが1867年に最初に植えたお茶の木が残っている場所へ・・・。
こちらは車は入れないので、プチ登山です。
ガイドさんに「少し歩くけど大丈夫ですか?」と聞かれ、少しなら・・・と思っていたのですが、いえいえ正味1時間くらいの登山となりました

普段、運動不足気味な私には、よい運動になったと思います。

でも頑張って登った甲斐がありましたよ~。約140年ほど前のお茶の木。しかもテイラーがいた場所に立っているのだと思うと感動的。

他にもテイラーが使っていた井戸のあとや住んでいたバンガローの跡地などへも。

そして、テイラーが景色を眺めるのに、見晴らしのいい場所で好んで座っていたという石でできた椅子「テイラーズ・シート」へも。

この日は、残念ながらお天気が悪く、一面が霧だらけで真っ白。
よい眺めは拝めませんでしたが、妄想力を発揮して楽しんできました。
もちろんテイラーのお墓参りも忘れずに・・・。
お墓は、キャンディの街中近郊にありますので、ルーラコンデラの山奥から、山をくだってテイラーの亡骸を運んだのかと思うと、かなり大変だったと思います。
今でも道がそんなによくないのに、当時はさらに・・・。
そう思うと、いかにテイラーが茶園の人々に慕われていたのかがわかりました。
ルーラコンデラ茶園のお茶も購入してきたので、テイラーのことを思って大切に味わいたいと思います