毎年、2月3月頃には、プチ旅行を楽しむ我が家・・・。
昨年は、九州・有田への旅行を楽しんできました。1年前のことなのに、もっと前のことのように思えます(笑)。
今年は愛犬ちゃんも一緒に千葉・房総へ。
もともと千葉県に住んでいるので、とっても身近な場所なのですが、その千葉にもと~っても気になる場所があり、ずっと行ってみたいと思っていたのです。
それは
千葉県酪農のさと。
ここは、なんと「日本酪農発祥の地」とされている場所なのです♪
アドバンスドクラス「紅茶とミルク」のレッスンで、日本人と牛乳についてご紹介しているのですが、以前いろいろ牛乳について調べていたところ、知ることとなったのです~。
しかも千葉だなんて私が住んでいるところではないの~と思い、これは是非、行ってみなくては!!と思ってしまったのです。
なので、今回、行き先を房総と決めたときに夫に、「ここには寄ってください~」とお願いしたのです(笑)。
今から約280年前の江戸時代。時の将軍、徳川吉宗がインド産の白牛3頭を輸入して、この場所で飼育し乳製品を作ったことが、近代酪農の始まりとされているのです。
現在は、牛といえば白・黒のホルスタインが主ですが、セブー種と呼ばれるラクダのようなコブがある白牛がはじまりなのです。
残念ながら、吉宗さんが輸入した牛さんは、明治初期に疫病で途絶えてしまったそうなのですが、今はアメリカから輸入された白牛さんが8頭、この地で飼育されています。


その牛さんを見たくて訪ねてきました。
雨というお天気だったので、放牧されている様子を見ることはできませんでしたが、近くでバッチリと見てくることができました。
牧場内には、「酪農発祥の地」の記念碑も♪
確か去年は「嬉野茶発祥の地」の記念碑を撮ってきたように思います。
いつでも、やってることは同じです~(笑)。
牛乳についての博物館も併設されているので、いいお勉強にもなりましたよ。
お天気のせいなのか・・・誰もいず、貸切状態でした~。
そして、またまた嬉しい発見、偶然も。
白牛さんのミルクから作られたという将軍様に献上されていた乳製品は、「白牛酪」と呼ばれ、ミルクに砂糖をいれてゆっくりと煮詰め石鹸程度の堅さにしたもので、疲労回復、解熱の特効薬として使われていたとのこと。
「白牛酪」と聞いたとき、この名前知ってる、聞いたことある・・・と思ったのです。
お気に入りの和菓子屋さん
白妙の銘菓として知られているお菓子の名前は「白牛酪餅」。
もしかして、何かつながりがあるのでは・・・と思ったところ、ビンゴでした!!
白妙さんは千葉にある和菓子屋さん。
酪農発祥地にちなんで、この「白牛酪」を参考に、現代版においしく作ったお菓子なのだそうです。
ずっと前から大好きだったお菓子が、こうしてつながっていたなんて・・・と嬉しくなり、旅行後、早速、白妙さんに買いに行ってしまいました。

そうしたら、きちんとお菓子の側に説明書きがありました~。
以前は気づかなかったのに、やっぱり興味の持ち方によって、こうも変わるものなのね・・・と実感しました。
紅茶のお勉強から、ミルクのお勉強へ発展し、こうした新たな発見があること、とっても嬉しいことです。
今回は生憎のお天気だったので、また天気のいい時に訪れることができたらいいな~と思っています。
大自然の中でも白牛さんが見たい~。