自分たちが紅茶用に摘んできたお茶の葉を大事に大事にサロンに持ち帰り、お次は紅茶作りへ!!
ベーシッククラスの「産地別紅茶」のレッスンで、紅茶の製造工程をご紹介していますが、その実践です。紅茶工場では、機械を使う部分も、手作業の部分がとっても多くなります。
家庭でも、できる紅茶作りスタートです。
さてさてレッスンを受講された方、紅茶の製造工程、言えますか?(笑)
摘採→萎凋→揉捻→発酵→乾燥ですよ~。

まずは、持ち帰ってきた茶葉を室内に広げて室内萎凋を。こちらは、ながいお時間が必要なので、この後の作業は、翌日に・・・。
ほどよく茶葉の水分がぬけ、シオシオになったところから揉捻作業スタート。
すべて手もみでの作業になるので、「おいしくな~れ」と心をこめながら2時間ほど、モクモクともみ続けました。

この作業も、だんだんとコツをつかんできて、一番最初に行った時よりは、順調に進んだと思います。
もみ続けていくと、中からお茶の成分がしみでてくるのがわかります~。
真っ白だったサラシが、だんだんとお茶の色に染まっていきます。

その後は、バケツとお湯を使っての発酵作業。
(バケツの上の布は、揉捻の際に使ったサラシ。こんなにお茶色に染まりました)
時間の経過と共に茶葉の色合い、香りが変化してくるのが実感できるのです。
サロンのお部屋中がお茶の香りで満たされているのがわかり、かなり幸せな気持ちに浸れます。

緑色だった茶葉が、工程が進むにつれ、だんだん赤褐色に!!
「これぞ紅茶の色だ~」と、その葉を見ているだけで、とっても嬉しくなれました。
春のお茶摘みのときには、緑茶用の品種の茶葉を使っての製茶だったので、うっすらと緑色が残っている様子だったのですが、今回は、紅茶用の品種を使っているため、求めていた紅茶の赤い色を出すことが出来た模様。
農家の方に改めて感謝です♪
ほどよいところで、発酵をとめて、その後は、オーブンOR焙煎機を使っての乾燥作業へ。

この乾燥作業が、完成のお茶の味、香り、水色に変化をもたらすことに・・・。
発酵までは同じ茶葉を使っても、オーブンを使ったバージョン、焙煎機を使ったバージョンには、はっきりとした違いが。1つは、ちょっと失敗もしてしまったりと。。。
やっぱり、思い通りにはなかなかいかないものですね~。
お茶は農作物なので、自然の環境にも左右される部分は大きいですが、その後の人間が加工という形で手を加えていく工程の中にも、お茶の味わいを左右するのね・・・ということも、実感できるとってもいいお勉強、経験になりました。
スタッフ同士、サロンだけではなく、自宅に持ち帰って作業した茶葉もあるので、またそこでの違いも出ることでしょう~。
う~ん、お茶って、本当に奥の深い飲み物です。
こちらのお茶、マスタークラスのレッスンの中でご紹介する予定です。ご感想、楽しみにお待ちしてすね。
国内編での製茶研修に続き、今月末には、台湾にての製茶研修も控えています。
また台湾での様子もレポしますので、またその際には、お付き合いよろしくお願いしますね♪
お茶作りは、どうやら楽しみがつきない模様です~!!