最近、本屋さんに行くと「歴史ブーム」なんだな~と思います。歴史本を集めたコーナーを、大抵の本屋さんで見かけます。NHKの大河ドラマからの影響でしょうか?
私にとっては、欲しい本が見つけやすくて嬉しいのですけどね♪
学生の頃から、歴史という分野は好きなほうでした。なので、「紅茶」という観点から学ぶ歴史の魅力にはまるのは、以外に早かったです(笑)。
「紅茶をどんな人が愛したのか、その人がどんな方だったのか、どのように楽しんでいたのか、どうして紅茶を愛するようになったのか」、などつきない興味がわいてくるのです。
そして、それらを知るためには、当時がどんな時代だったのか・・・という時代背景まで知りたくなり、学生の頃に学んだ歴史にも、またつながっていくことになるのです♪
学生の頃は、テストのために覚える単語、年号だったものが、今は1つの人物や事柄をつなげてストーリー性をもたせてくれるための大切なキーワードになっています。
TVや映画、小説の中でも、紅茶に関する時代、人物、場所、事件などが登場すると、すぐに反応してしまいます(笑)。
ちょうど、週末のTV放送で、紅茶を愛した王妃様として「
紅茶の歴史」のレッスンでご紹介している「キャサリン・オブ・ブラガンザ」の出身国、ポルトガルのリスボンが登場してきたので、ついつい目がTVにくぎづけに!!
キャサリンが生きていた時代の建築物を見ることができて、感動でした♪
以前だったら、「ポルトガルってどこ?」って思っていたことでしょう~。


ポルトガルの宮廷から、イギリス宮廷にお嫁入りしてきた際に、喫茶の習慣をもたらした言われる王妃様。
お茶もお茶道具も、中国由来のもので優雅に楽しんでいたとされます。写真のような「ティーボール」といわれる取っ手のない器に、お茶(緑茶)を注ぎ、中には、たっぷりのお砂糖とスパイスを加えたものを飲んでいたのです。
当時は、お茶もお砂糖もスパイスも、贅沢品。ステイタスシンボルの証とされていたので、キャサリンが、いかに贅沢にお茶を楽しんでいたかが感じられます。
今では、「ロイヤルミルクティー」や「チャイ」など、お店でもよく見られるメニューになっているので、「この飲み物が昔は贅沢品だったのよ」と言っても、歴史を知らないと不思議がられそうですよね。
最近は、理系人間で「歴史は・・・苦手」と言っていた夫まで、一緒に楽しめるようになってきています。ちょっと前までの夫の通勤のお供の本のタイトルは、「砂糖の世界史」。大航海時代をえて、砂糖が西洋人にもたらした影響、その結果、どんな世界が誕生したのか・・・をわかりやすく書いている本です。この本の中にも、「紅茶」がキーワードとして登場してきます♪
「わかりやすいし、面白かった」と読み終わった後の感想でした。
しばらく大航海時代ブームが続きそうな模様です。次は、「コロンブス物語」を読む予定だそう(笑)。
夫婦のティータイムの会話が「大航海時代がね・・・」っていうのも、なんだか不思議な気がしますけどね。。。