台湾を訪れるのは、今回が5回目となりますが、すべて製茶研修というお茶作りが目的というのも、なんだか不思議ですね~。
今回は、いつもお世話になっている茶園とは違う場所、「瑞穂」という場所で作られている
蜜香紅茶作りに励んできました。優しい香りと甘い蜜のようなお味が特徴の紅茶。初めての経験に、私たちが作るお茶は、どんな仕上がりになるのかワクワク感でいっぱいでした♪
台湾の方は、温かいおもてなしがとっても上手。見ず知らずの私たちの紅茶を作りたいとのお願いを快く引き受けてくれただけでも感激なのに、ニッコリと笑顔で出迎えてくれ、おいしいお茶、お料理をこんなにたくさん・・・・と思うくらい用意してくれていました。
見習わなくては!!と思う気遣いが、いっぱいでした♪

おいしいお茶とお料理を堪能したあとは、いよいよお茶作り。「お茶摘みがしたい~」との私たちの希望で、早速茶畑に移動。ほどよく伸びている新芽を見るだけで、ワクワク!!
茶農家の方は、最初は、私たちが「ほんのちょっとお茶摘み体験ができればいいのかしら?」と考えていたようなのですが、私たちが飽きずにせっせとお茶摘みに励む姿をみて、もっとたくさん摘める場所へと連れて行ってくれました。
約2時間ほどのお茶摘み。5回目ともなると少しは上達しているようで、両手を使って手際よく摘めるようになりました。
作業の時間の関係上、私たちが作る紅茶用の茶葉は、茶園の方がすでに摘んで用意してくれていたので、私たちが摘んだ茶葉で緑茶も一緒に作っていただけることになりました。一生懸命に摘んだ甲斐がありました。


台湾ならではの紅茶作りの工程があり、インドやスリランカとの紅茶作りとは、また違った部分があるのが面白い。それを実体験できるなんて、本当に光栄です。しかも、今回お世話になった茶農家は、紅茶で台湾一位の賞を獲得し、台湾の現大統領も製茶体験に来たというとても有名な茶園の方なのです。

機械を使っての作業と自分たちの手を使っての作業が何度となく繰り返されます。
少しづつ緑色だった茶葉は、茶色に染まり、独特の香りが漂っていく過程に、ウキウキ感が高まります。今回、製茶研修に初参加だったスタッフも、自分の五感で感じられることをかなり喜んでいました。

できあがった紅茶を丁寧にいれていただき、それを一口飲んだときの嬉しさ、感動は一言では伝えられません!!そして、実際に作ってみると、その大変さ、難しさも実感し、1杯のお茶のありがたみ・・をヒシヒシと感じることとなります。
今回の経験は、また改めてマスタークラスの「カメリア・シネンシス」やベーシッククラスの「産地別紅茶」のレッスンでもご紹介したいと思っています♪皆様の反応も楽しみです。
さてさて自分たちで作ったお茶でのティータイムも、どう楽しみましょう?考えるだけでワクワクしますね。しばらくは、台湾への余韻が続きそうです。
台湾では、他にも貴重な体験をしてきていますので、まだまだ台湾話は続きますが、どうかおつきあいくださいね♪