台湾での製茶研修を無事に終えてきました♪今回で4度目になる製茶研修ですが、やっぱりいつ行っても楽しい。
何より、お世話になる茶農家の家族の方が温かく迎えてくれることが嬉しい~。世界うるるん滞在記のような気分です(笑)。
家族がとっても多く、どうつながりがあるか今だにわからないのですが、皆様の温かいおもてなしの心に、毎回、うるるんです。
茶農家にとって、今の時期は、とっても忙しい時。そんな時に、私たちのために時間を作ってくれて、ひたすら感謝です。しかも、私たちがお世話になっている茶農家は、台湾での今年の製茶技術テストで優勝した蘇志成茶師の家なのですよ~。気を引き締めないと!!
茶農家で飼われているワンコも、大歓迎をしてくれました。きっと、昨年に訪れた時のことを覚えているのでしょう~。会ったとたん、匂いをクンクンと嗅がれ、体をギュ~っと寄せてきてくれました。かわいい☆

私たちが移動する時は、いつも一緒についてきます。
昨年は、お膝の上で眠ってしまうほどなついてくれたニャンコは、残念ながら、あまりお側にきてくれませんでした。これが大人になるということね・・・。でも、元気な様子に一安心♪

お天気がどうなるかもとっても心配だったのですが、幸いにも晴天に恵まれ、まさに製茶日和!!
茶樹の緑と空の青が目にまぶしいほど!!
空気も澄んでいてとっても美味しく、自然に囲まれたすばしい環境の中、まずは、お茶摘みです。
とはいえ、私たちは、総勢7名での参加だったのですが、本当に役にたっているのか・・・と思うほど、プロの方と比べるとノロノロな茶摘作業。

プロの方は、あっという間に手がいっぱいに!!スピードがぜんぜん違います。
側でどこを摘んでいるのかよ~く観察するのですが、自分では、なかなか思うようにいきません。
無農薬で茶樹を育てているので、時々、虫さんも登場します。虫が苦手な子は、「キャ~ッ」と叫んでいましたが、私の場合、自宅の庭で薔薇を育てているせいか、かなり冷静。「うちの庭にも出る子だわ~」なんて、観察してみたり・・・。
プロの方の助けがあって、私たちが作るのに必要な茶葉の量を無事に摘むことができました。私たちだけでは、1日かけても無理でしょう~。

全部で大きなざる37枚分(約30キロくらいかしら?)の茶葉が詰まれましたが、その中で私たちが摘んだのは、3枚あるかないかです。トホホ・・・。
この子たちをこの後、日光萎凋、室内萎凋(走水)、発酵、殺菁、揉捻、乾燥、焙煎という製造工程を経ていくと、最終的なざるの数は、1~2つになってしまうのです。
そして、時間がたっていくほどに、香りが強くなってくる茶葉の香り、これは、本当に格別です。部屋中に広がっているので、ずっとそこにいたいくらいです(笑)。この香りの変化で、茶師の方は、茶葉の様子を判断するのです。

普段は、ニコニコ笑顔のパパ茶師も作業の時には、表情が変わって真剣に!!
おいしいお茶ができあがるまでには、こうした様々な人の努力があってこそ!!という思いが、毎回、この研修をするたびに強くなります。

私たちの今年のお茶の仕上がりは、果たしていかがなものでしょう???
茶師の方々からは、なかなかよい仕上がり・・・との評価をいただけたようですが。おいしく飲むためには、しばらく寝かせておきたいので、お楽しみは、もう少し後になるけれど、それまでのワクワク感を楽しむことにします。
今年も、こうした製茶研修が出来たこと、本当に幸せだな~と思います。お世話になった皆様に、感謝、感謝です~。
そして、また次回も行けたらいいな☆
今回の旅についてのお話は、まだまだありますが、また明日以降にしますね♪