台湾での製茶研修より、無事に帰国しました♪
今回は、ほぼ製茶のためだけに、台湾に行ったようなもの。
しかも夫まで一緒に・・・。かなりマニアックかしら?(笑)
でも、これは、一度、経験すると病みつきになりますよ~。
台湾に到着したのは、夜10時半すぎ。そこから、直接お世話になる茶農家へ直行!!
途中、真っ暗闇の山の中、運転手さんが迷いそうになったので、こんなところで・・・とちょっぴり焦りましたが、無事に到着です♪深夜1時すぎに到着した私たちを、温かい笑顔で迎えてくれる茶師には、感激です。到着後は、翌日に備えて、睡眠です~。
翌日、7時頃に目を覚ますと、雨は降っていない様子。
やっぱり、晴れ女(笑)。
私たちの組の他に中国茶をお勉強しているメンバーが、一足早く製茶研修に来ていたのですが、前日は、朝からどしゃぶりの雨だったため、製茶作業は、まったくできなかったとのこと。
なので、私たち+3人で、製茶研修を行うことに!!
まずは、茶摘みから。
私たちだけでは、間に合わないので、プロの茶摘みの方も一緒にお手伝いをしてくれます。私たちが考えながら、摘んでいる間に、プロの方々は、両手を使って手際よく摘んでいってます~。
3回目なので、前回よりは、コツはつかめたかな~とは思うのですが。

無農薬で管理されているので、もちろん虫もいます。

でも、自宅の庭でも虫とは戦っているので、びっくりすることもなく、たくましい私(笑)。
心地よい風を感じながらの茶摘み作業は、心が洗われるようです♪
次は、摘んできたお茶を日光萎凋します。
前日は、大雨だったので、葉には、たくさんの水滴がついている模様。
丁寧に床にどっさりと広げていきます。

私たちが摘んだのは、この中のほんの一部です。。。
日光萎凋の後は、室内萎凋に。走水といって、茎から葉に含まれている水分を抜いていく作業になります。
合間にやる作業が、「ざる振り」と「攪拌」という作業。
このざる振りが難しい・・・。ざる一面に広がっている茶葉を、中央に綺麗に集める作業です。
何回も振っては、茶葉を痛めすぎてしまうので、ほんの数回でできなければいけないのです。茶師は、あっという間3回くらいで出来てしまます。
私は、1回目の参加の時から、幾度となく練習したのですが、結局できず。
今回、初参加のメンバーも一生懸命練習してました。練習では、できるのだけど、本番になるとできない~と言っていましたが・・・。
そもそも、このざる自体が重すぎて、女性では、持っているだけでも辛い。でも、コツをつかめばできるはずだと言うのですけどね~。
このざる振り。夫だけは、前回も出来たのです。今回も、見事に出来ていました。夫がいなければ、私たちのチームは作業が進まないかも。

このざる振り、攪拌作業は、この後も茶葉の様子を見ながら、約2時間おきに数回繰り返します。

茶葉は、棚に置いて管理されます。時間とともに、茶葉の柔らかさ、香りが変わっていくのです。
この香りの変化を感じられるのが、嬉しいところ。

つい鼻を近づけて、クンクンしてしまいます。
作業の合間、合間には、お散歩も♪
美しい自然に囲まれた中を歩くのは、とっても気持ちが良いです。空気もおいしい~。
そして、台湾は、南国、温かい国なんだな~と思わせてくれる植物も。パイナップルやバナナ。バナナの下の赤いのは、バナナの花だそう。

とうがらしも発見。

そして、シナモン(カシア)の木も初めてみました。

通常使われるのは、木の皮の部分ですが、葉の部分もかじってみると、シナモンの味がしました~。びっくりな体験でした。
そして、お茶の花も咲いていました。春には咲いていないので、秋だけの期間限定です~。

もちろん、おいしいお茶も飲み放題。茶師が自ら、たくさん淹れてくれます。

このお茶を頂けるだけでも幸せです。
おいしいご飯も待ってます。毎回、感心するほど、ご馳走がでてくるのです。

いつも、いつもご馳走様です。これが楽しみで、毎回製茶に来ているとも言うかも・・・(笑)。
夜には、近くで行われていた人形劇も見てきました。子供の頃を思いだしました。
そして、極めつけは、近所の子供たちとバトミントン大会(笑)。子供のパワーには、参りました・・・。約1時間近くエンドレスで続きました。疲れた~。
と、こうした後にも、製茶の作業は続きます。

量が多いので、今度は、大きな機会を使って攪拌作業を。
指導をうけながら、手での攪拌も。私たちが2人でやっても時間のかかる作業をプロは、1人でパッパとこなしていってます。

最後の作業が終わったのが夜中の2時。
この後、温度、湿度が調整された部屋で、朝の7時まで微発酵させることになります。この後、朝までは、睡眠タイムです~。
翌日は、流れ作業のようにお茶ができあがっていきます。
その様子は、また後半戦で♪